スノボの板を初めて買う方へ【選び方のポイント】
この記事を読まれている方は自分のスノボの板が欲しいと思われている方がほとんどだと思います。
そんな悩みにお答えします。
自分の板が欲しいなと思ってネットで調べてみると本当に多くのブランドと種類、長さのスノーボードが出てきますよね。
私は自分の板を初めて買ったのはネット通販で購入しましたが、それぞれの板の違いがよく分からず、気に入ったデザインで判断して、板を選んでしまいました。
当然デザインも重要ですが、板の特徴を知ることがもっと重要です。
自分のレベルにあった板を選ぶことが上達する一番の近道だからです。
この記事では、初心者にオススメの板を選ぶポイントについてお伝えしたいと思います。
自分の目指したい滑り方に合わせて板を探していけるようにお伝えしたいと思います。
滑り方って何?普通に滑りたいだけなんだけど・・・でも全然OKです!(←私はこれでした)
・安全に転ばずに滑れるようになりたい!
・滑りながら回転技(グランドトリック)とかしたい!
・ジャンプ台(キッカー)とかに行きたい!
こんな思いつくレベルで良いので、何も難しく考える必要はありませんよ。
では、早速見ていきましょう。
板を選ぶ時に注目すべきこと3点
板を選ぶときに気をつけないといけないのは、以下3点です。
・板の長さ
・板の硬さ
・板の形状
他にも板の違いはありますが初心者が押さえておくべきポイントはこの3点で問題ありません。
この3点を間違えると、板の取り扱いが難しく、疲れやすくなってしまいます。
雪の上に慣れていない初心者は、なおさら疲れやすいです。
ですので初心者に合った板を選びたいですよね。
結論から先に言うと、初心者にオススメの板は以下の通りです。
・板の長さ:自分のアゴの高さ(身長ー15センチの長さ)
・板の硬さ:柔らかめ
・板の形状:ハイブリッドキャンバーか形状のもの
順番に説明していきますね。
板の長さ:自分のアゴの高さ(身長ー15センチの長さ)
最適な板の長さは自分の目の前に板を立てて、板の先端が自分自身のアゴくらいの高さが良いと言われています。
数字でいうなら自分の身長から15センチ引いた長さが最適です。
身長によっては計算がハマらない場合があるので以下を参考にしてみてください。
身長が180センチ以上の人は自分の身長から20センチ引いた長さが最適です。
身長が155センチ以上の人は自分の身長から10センチ引いた長さが最適です。
身長180センチ以上 | 自分の身長から20センチ引いた長さ |
---|---|
身長155〜180センチ | 自分の身長から15センチ引いた長さ |
身長155センチ以下 | 自分の身長から10センチ引いた長さ |
ただしこれはあくまで目安です。
計算に近い、板の長さであれば「扱いやすい」というだけなので、どんな長さを選ぶのも自由です。
初心者は近い長さを選ぶことをオススメします。
板の長さは以下のような影響があることを知っておきましょう。
・長めの板
・高速でも板が安定する
・新雪でも浮力がある
・カービングを楽しみたい
・短めの板
・低速での練習がしやすい
・グランドトリックに向いている
・軽い
このような理由から【短めの板】の方が取り回しが良く、軽いので初心者にはオススメです。
板の硬さ:柔らかめ
あります!
板の長さ、硬さ、形状の中で初心者でも違いを感じやすいのが硬さではないでしょうか?
私は特に足の裏に伝わる感覚がすごく違うのを感じました。
板の硬さは以下のような影響があります。
・硬い板
・スピードが早い時でも安定する
・板をコントロールするのに柔らかい板より力がいる
・反発力が大きいため、高くオーリー(ジャンプ)できる
・柔らかい板
・少ない力で板が反応し、コントロールしやすい。
・グランドトリックがしやすい
・ジブ(BOXやレール)がやりやすい
初心者にとって柔らかい板で一番重要な特徴が、少ない力で板をコントロールできることです。
硬い板の特徴はスピードがある時の安定感だったり、ジャンプの高さ、カーブのキレなど上級者になってから必要な特徴です。
初心者のときはスピードはそこまで出しませんし、ジャンプにトライするのも中級者になってからです。
そのため、初心者にオススメなのはコントロールのしやすい、柔らかい板となります。
ただ柔らかい板はコントロールしやすい反面、スピードを出しているときは板が安定しにくいので、スピードが出せるようになってきたら注意してください。
板の形状:ロッカー形状のもの
板の形状も何種類もあります。
数が多いのが以下の三つだと思います。
・キャンバー
・ロッカー
・フラット
馴染みのない人にとっては難しいですよね。
上手いこと日本語で表せたら良いんですが
説明していきます。
形状は板を横からみた状態の形で呼び方が変わります。
キャンバー
スノーボードが生まれた時、しばらくはキャンバーしかありませんでした。
地面に置いた状態だと中心が浮いている形状のことをキャンバーと言います。
そのため板に乗ると「たわみ」ができて反発を利用しやすくなります。
板を踏む事でしっかりと雪面にエッジが食い込みカーブもしやすく、安定します。
ですがエッジが引っかかりやすいことが初心者にとっては難点です。
初心者オススメ:
カーブの安定性:
板の操作性 :
ロッカー
キャンバーの難点はエッジが引っかかりやすいことですが、グラトリをする人にとっても、くるくる回ったりするので、エッジが邪魔になります。
そこで誕生したのがロッカーです。
ロッカーはキャンバーとは逆で、板を地面に置いた時、板の中心が接地して両サイドが浮いています。
エッジが引っかかりにくいため、初心者にオススメです。
ですがエッジが雪面に食い込みにくいため、カーブが安定しにくいです。
初心者オススメ:
カーブの安定性:
板の操作性 :
フラット
エッジも引っかかりにくくて、カーブも安定性も両方欲しい!
ということで生まれた形状がフラットです。
これは板を横から見た時、形状の変化がなく、フラットな形状です。
キャンバーよりエッジは引っかかりにくく、ロッカーよりカーブが安定して滑れる、キャンバーとロッカーの間にあるのがフラットです。
初心者オススメ:
カーブの安定性:
板の操作性 :
初心者にオススメな形状はロッカー。
先を見越して良いのを買うならばキャンバーもあり。
その他に知っておくこと
既に一度はスノーボードを経験された方は知っていると思いますが、板に乗るためには以下の道具が必要です。
・ブーツ
・ビンディング(滑り始める前にカチカチとロックするやつ)
・板
この3点が必要になってきます。これが3点セットという呼び名で販売されている【3点】のことです。
2点セットというものもありますがその場合は板とビンディングのことを言います。
スノボのブランドはたくさん展開されています。
板のみを製造しているブランド、ビンディングのみを製造しているブランド、
板もビンディングもブーツも製造しているブランド、様々です。
知っておきたいのは、この3点には相性があります。
ビンディングとブーツを別ブランドで選ぶとしっかりマッチしない場合があります。
中には同じブランド出ないと装着できない板とビンディングもあります。
Burtonの板とestビンディングなどがそうです。
そのため3点を全て、同じブランドで揃えると当然相性が良いです。
別メーカーでも相性の良いブランドは存在しますがよく分からない場合は
同じブランドで3点を選ぶといいのです。
まとめ
最後に初心者が選ぶべきボードの種類を復習します。
・板の長さ:自分のアゴの高さ(身長ー15センチの長さ)
・板の硬さ:柔らかめ
・板の形状:ロッカー形状のもの
これらのポイントを前提に置いて、さらに自分はどのように滑りたいか、将来の事を考えて選べると良い板に出会えそうですね。