【納得!】1着目に選ぶべきスノボ ウェア【選び方のポイント】
ポイントをすっ飛ばして、初心者にオススメのスノボウェアを先に確認したい場合は「初心者にオススメなリーズナブルなウェア」をチェックしてみて下さい。
初心者がスノボウェアを選ぶ上で重要なこと5点
スノボウェアを見てみるとたくさんの色とデザインのウェアがありますよね。
値段を見てみると結構値段に差があります。
ブランドによる価格差はあります。ですがスノボウェアは普段着のように、ブランドによる価格差はあまりありません。
ウェアは高ければ高いほど、それだけ機能性やスペックも高くなっている傾向にあります。
ですが初心者にとってはその全ての機能性やスペックが必要なわけではありません。
初心者にとって必要な機能だけを選んで、スノボウェアを選択する方がリーズナブルかつ満足度の高いスノボウェアと出会えます。
たくさんあるスノボウェアから、初心者が1着目に選ぶべきスノボウェアを選ぶポイントは5点です。
1.耐水圧
2.ベンチレーション
3.パウダーガードの有無
4.透湿性
5.サイズ
それぞれのポイントをもう少し詳しく見ていきましょう。
耐水圧:10,000mm以上のスノボウェアがオススメ
耐水圧とはJIS規格(日本工業規格)で定められている試験方法に従って、どのくらいの水圧まで生地(ウェア)に水分がしみこまないか数値化したものです。
耐水圧が10,000mm以上のウェアというのは、ウェアの上に1cm四方の柱を立てて、柱の中に水を入れて10,000mm(10m)までの高さに入れた水の水圧まで耐えられます。
20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨
●傘の耐水圧:250mm程度
●体重75kgの人が濡れた場所に座った時の圧力、約2,000mm
●濡れた場所へ膝まずいている時の圧力、約11,000mm
ゲレンデで大雨になることは珍しいですが、スノボではボードを装着するために雪の上に座ったり、膝をつくことがあります。
ただ膝をついている時間は短いので、最低でも耐水圧が10,000mm以上のウェアであれば水がしみこむことは無いでしょう。
例外でゲレンデのコース外を滑る「バックカントリー」は新雪をかき分けて山を登ったりするため、耐水圧が20,000mm以上必要と言われています。
ですが初心者はゲレンデ内で練習をすることがほとんど(というか全て)なので、耐水圧が20,000mm以上のウェアは初心者にはオーバースペックで必要無いと言えるでしょう。
なので初心者のスノボウェアに必要な耐水圧は10,000mm以上のものが好ましい。ただし、20,000mm以上はオーバースペック、と考えればいいでしょう。
安すぎるウェアは耐水圧を確認してみた方がいいですね。耐水圧が少ないと濡れてしまいます。
ベンチレーションが付いているスノボウェアがオススメ
ベンチレーション(ventilation)は直訳すると「換気」です。
要はベンチレーションとはスノボウェアについているチャックを開けると、ウェア内の熱気を逃がすことができる機能です。
ベンチレーションを使うためにチャックを開けるとメッシュになっています。開けながら滑って転んでしまうと濡れます。
↓ベンチレーションはこういう風になっています。(ヒザあたりの写真)
↓次はワキあたり
ベンチレーションはシーズンの始めの11月、12月や、シーズン終わりの3月、4月のスノボウェア内に熱気がこもりやすい時期に活躍します。
少しでも快適にしたいのであればベンチレーションがあるスノボウェアが初心者にオススメです。
パウダーガードが付いているスノボウェアがオススメ
パウダーガードとはウェアの内側に雪が入ってこないように防護できる機能です。
他にもスノーゲーター、スノーガードなど色々な呼び方をしますが機能は同じです。
ウェアの内側に雪が入って来やすい箇所にパウダーガードが付いているスノボウェアが快適です。
・ウェア上下の境目
・手首
・足首
上記の箇所に次の写真のようなパウダーガードが付いていると転んだ時にも雪がウェアの内側に入りにくいです。
↓上半身のウェアに付いているパウダーガード
↓手首に付いているパウダーガード
↓足首に付いているパウダーガード(ブーツの上にかぶして使います)
転んだ拍子にウェアの内側に雪が入ってくるとインナーまで濡れてしまい、体が冷えてしまいます。
初心者は転ぶことが多いとのでパウダーガードが付いているスノボウェアがオススメです。
透湿性:3,000〜10,000g/㎡-24hのウェアがオススメ
透湿性とは、生地1㎡あたり24時間で何グラムの水分を透過できるかを表しています。
透湿性も一般的な目安を見てみましょう。
一般的な発汗量の目安(体質や季節によって異なります)
大人安静時で1時間あたり:約50g
軽い運動で1時間あたり:約500g
ランニング等の激しい運動で1時間あたり:約1,000g●透湿度の目安
蒸れにくさ:最低でも5,000g以上、できれば8,000g以上
ベトベトなりにくさ:最低でも10,000g以上、できれば20,000g以上
蒸れにくくするためには最低でも5,000g以上と言われていますが、スノーボードに関してはゲレンデは寒い環境なのでよほどのことがない限りは汗だくになることは少ないです。
そのため透湿性は5,000g以下でも大丈夫かなと思います。3,000gあれば十分だと思います。
何より透湿性の良い生地は値段が高いんです。
有名な素材が「GORE-TEX(ゴアテックス)」
GORE-TEXの透湿性は15,000g以上あり、耐水圧も45,000mm以上はあります。
水はしみこまず、蒸れは外に逃すという最強の素材ですが、その反面、値段は3〜5万円は確実にします。
透湿性は値段が高いということもあるので、ベンチレーションやインナーでまかなう気持ちで、透湿性の優先順位は落としてもいいと思います。
よって初心者にとって透湿性はできれば3,000〜10,000g/㎡-24hのウェアがオススメです。
洗濯や傷、摩擦などで透湿性は少しずつ落ちていきます。透湿性は永久に続くものではないので注意しましょう。
スノボウェアのサイズは普段着より大きめがオススメ
スノボウェアのサイズは普段着と同じ感覚でサイズを決めてしまわないように注意しましょう。
ウェアの下にはインナーを着ますので、その厚みを考慮しないといけません。
スノーボードは考えているよりも動きが激しいため、動きにゆとりが持てるようにジャストフィットのウェアはとても動きづらくなってしまいます。
ブカブカである必要はありませんが、インナーを着ることを考慮する、動きが激しいということから、普段着より少し大きめのスノボウェアがオススメです。
初心者にオススメのスノボウェア
前章で述べた初心者がスノボウェアを選ぶ上で重要なポイント5点をまとめると以下のとおりです。
耐水圧:10,000mm以上
パウダーガード:あり
ベンチレーション:あり
透湿性:3,000〜10,000g/㎡-24h
サイズ:普段着より少し大きめ
1.PONTAPES(ポンタぺス) スノーボード ウェア 上下セット
耐水圧が十分あるスノボウェアです。ベンチレーションが無く、透湿性が少し低いですが、多少快適性が落ちるくらいなので問題ありません。
2.VAXPOT(バックスポット) スノーボードウェア 上下セット
3.Burton(バートン) スノーボードウェア メンズ ジャケット パンツ別
こちらはメンズのみの紹介です。Burtonと言えばスノーボード界で知らない人はいない程の有名メーカーです。平昌オリンピックのハーフパイプで優勝争いをしたショーンホワイト選手と平野歩夢選手は Burtonの契約選手です。
機能は申し分ありませんが、その分値段が高いです。お金をかけて高機能のウェアを手に入れたい方にオススメです。
4.ICEPARDAL(アイスパーダル) スノーボードウェア 上下セット
こちらはレディースのみの紹介です。スノボウェアとしての性能は十分でしょう。さらにスリムシルエットのため、見た目もキレイで美脚・脚長効果もあり、女性らしいスノボウェアです。
紹介した4種類のスノボウェアの主なスペックを並べてみました。
ウェア名 | 耐水圧: 10,000mm以上 |
パウダー ガード |
ベンチ レーション |
透湿性: 3,000〜10,000g/㎡-24h |
価格 |
---|---|---|---|---|---|
1.PONTAPES(ポンタぺス) 「PX-SET(メンズ)」 「PS1-SET(レディース)」 |
10,000〜15,000mm | ○ | × | 3,000g/㎡-24h | 上下セット 1万円〜1万5千円以内 |
2.VAXPOT(バックスポット) 「VA-2022(メンズ)」 「VA-2025(レディース)」 |
5,000mm | ○ | ○ | 3,000g/㎡-24h | 上下セット 7千円〜1万円以内 |
3.Burton(バートン) メンズ 「上:DUNMORE JACKET」 「下:COVERT PANT」 |
10,000mm | ○ | ○ | 10,000g/㎡-24h | 上:1万5千円〜5万円以上 下:1万円〜5万円以上 |
4.ICEPARDAL (アイスパーダル) レディース 「IS2-SET」 |
10,000〜15,000mm | ○ | × | 3,000g/㎡-24h | 上下セット 1万円〜1万5千円以内 |
まとめ
スノボウェアを選ぶ上で重要なポイントを踏まえて、気に入ったデザインのウェアを見つけたら 、きっと1着目に最適なウェアを見つけられるはずです。
本記事で紹介したスノボウェアは、初心者の皆さんにとって満足できる1着目のスノボウェアとなるかと思います。